給与計算ソフト大手のPCAが5.9倍の増益見通し発表

(画像:ピー・シー・エー株式会社HPより引用<http://pca.jp/>)

 

給与計算ソフトや会計ソフトを製造するピー・シー・エー株式会社は10月17日に業績修正を発表した。

 

17年3月期第2四半期累計(4-9月)の連結経常損益を従来予想の6000万円の赤字→1億5800万円の黒字(前年同期は2700万円の黒字)に上方修正し、一転して黒字に浮上し、5.9倍増益の見通しを発表している。

 

同社によると、販売促進費等の経費の実施時期の変更、人件費の抑制、その他経費管理の徹底により売上原価、販売費及び一般管理費が減少したため、営業利益及び経常利益が当初予算に比べて大幅に改善したとしている。

 

中小企業向けの給与計算ソフトとしては業界で大手と言われてきた同社であったが、ここ数年はクラウドシステムへの大規模な投資等が収益を圧迫していた。

 

給与計算ソフトのトレンドは、ソフトのCDを購入し社内PCへインストールする従来のタイプから、月額利用料を支払いクラウド上でソフトを利用するタイプが主流となりつつある。

 

業界全体を見ると、大手メーカーは蓄積したノウハウを活かして高機能な製品を提供しているがインストール型からクラウド型への移行が課題となっていることが傾向がある。

 

一方、新興のメーカーはクラウド型を標準としているが、ソフトの機能面では従来型のメーカーが持つノウハウに追いついていないという声も聞かれてきた。

 

PCAにおいても従来型の老舗メーカーに分類さえるといわれるが、いち早くクラウドへの大規模投資を行ったことが功を奏した形だ。