朝日新聞「年金 不適切な試算」記事をお詫び訂正 厚労省抗議受け

(写真は塩崎厚生労働大臣)

 

朝日新聞は、1022日付1面の厚生労働省の年金試算の記事についてお詫びと訂正を行った。

 

本記事について厚生労働省は「明らかな事実誤認」とし厳重抗議を表明していた。

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朝日新聞によると、「不適切な計算方式を使い、現役世代の平均的な収入に対する年金額の割合(所得代替率)が高く算出されるようになっていた」とあるのは、「法律に基づく現行の計算方式では、欧米の一部の国の計算方式に比べて所得代替率が高く算出されていた」と訂正するとしている。

 

また「政府は厚生年金の所得代替率について『50%以上を維持』と公約しているが、将来的に割り込む可能性が高くなった」とあるうちの「将来的に割り込む可能性が高くなった」とする記事は削除するとし、「現行の計算方式では50%を割り込まないように法律で定められています」と補足した。

 

また、塩崎厚生労働大臣が「年金の試算について『役割を果たしていないこともありうる』と述べ、不十分だと認めた」とあるのは、「計算方式を変えた場合の所得代替率について『物差しとしての役割を果たせないこともありうる』と述べた」の誤りであり、塩崎氏の答弁内容を取り違えたとしている。

 

朝日新聞が訂正した内容はいずれも厚生労働省の指摘と概ね一致しており、厚生労働省の抗議内容を全面的に受け入れたものと見られる。

 

塩崎氏は26日、朝日新聞による一連の報道と訂正について「誤った報道が出て極めて残念だ。報道には正確性を期待したい」とコメントしている。